『取替用』交換不可の実例NON-EXCHANGEABLE

リョービのHPでは取替用ドアクローザーを下記のように表記しています。

「ドアクローザはメーカーや機種によって取り付けのネジ穴位置は違いますが、この「取替用ドアクローザ」は 「フリーアジャストブラケット」と「スライド取付板」で、ほとんどのメーカー全機種のネジ穴に対応。ドアと上枠のネジ穴をそのまま使えるので、ドリルを使ったスチールドアなどの面倒な穴あけ作業、 ネジ穴作業がほとんど必要ありません。」

ネット販売店もこの文言を販促用に使用しています。

“ほとんどのメーカー全機種のネジ穴に対応”
ユーザー様はこの表現により、ほとんどの機種で交換可能と判断してしまいます。

リョービ取替用ドアクローザーは万能型と呼ばれていますが、ほとんどのドアクローザーが交換できるわけではありません。

取替用ドアクローザーを購入したが、現状穴で交換できず弊社から買い直される方は数多くいらっしゃいます。

交換適応条件「ブラケットの形状とネジ穴対応範囲」内でも、取り付け不可のケースは多々あります。

弊社では、リョービ取替用(万能型)ドアクローザーを1万台以上販売した実績を元に、取り付け不可の実例を具体的な機種により検証いたします。

交換用ドアクローザーの交換適応条件「ブラケットの形状とネジ穴対応範囲」

メーカーごとに見る取付不可の例
(ネジ穴対応範囲外)

NHN

  • 72P

    19mmのみ対応
    この機種は34mm

    交換機種あり

  • 132GPA

    ブラケットのレール式は対応外

  • 旧BL1型

    本体3箇所止めは対応外

  • D4X16

    ブラケット3つ穴は不可で追加工必要

    交換機種あり

  • 52パーテーション型

    パーテーション型はブラケットが特殊なため取付不可

  • 902PL

    L型プレートの上部が当たるため取付不可

RYOBI

NEWSTAR

  • 旧型BL品

    本体2箇所止めは対応外

    交換機種あり

  • 積水ハウス型

    本体2箇所止めは対応外

    交換機種あり

  • ヘーベルハウス型

    本体2箇所止めは対応外

  • P183旧型

    ブラケット3つ穴は不可で追加工必要

    交換機種あり

MIWA

  • 旧型BL品

    本体取り付け寸法が対応外

    交換機種あり

  • 旧型BL品

    本体取り付け寸法が対応外

    交換機種あり

  • M802

    ブラケット3つ穴は不可で追加工必要
    本体のみは交換可能

  • 大和ハウス型

    本体取り付け寸法が対応外
    本体のみは交換可能機種有り
    本体の取り付け部分(ドア)に障害物があり対応外

原因ごとに見る取付不可の例

本体の取り付け部分(ドア)に障害物があり対応外

  • [NHN]182PL

    交換機種あり

  • 本体を外すと突起物あり

  • 突起物で固定金具が盛り上がり

  • [NHN]132Pトステム型

    交換機種あり

  • トステム型の本体取り付け金具
    丸印のネジにより固定金具が取り付け不可

  • 1.外観だけでは取替用の固定金具が、取り付けができるかの判断ができないケースがあります。
  • 2.トステムの玄関ドア用ドアクローザーの大半はリョービ取替用での交換は不適格です。
  • 3.トステム型などの専用型ドアクローザーでの交換がお勧めです。» 弊社へお問い合わせ

本体の取り付け部分(ドア)に障害物があり対応外

  • [NHN]53YKKAP型

    交換機種あり

  • 取替用のブラケットでは障害物に当たる

L型プレートを取り付けるスペースがない

  • [NHN]902PL

  • L型プレートの上部が当たる

  • 写真の右側がL型プレート

パーテーション(間仕切り)型ドアクローザー

  • [NHN]52パーテーション型

パーテーション型ドアクローザーのブラケットが特殊です。
既存のブラケットを使用しての交換は不可です。
パーテーション型ドアクローザーは、リョービ取替用ドアクローザーでは交換不可です。

固定金具の取り付け部分に段差がある

  • 段差があるために固定金具が斜めになる

ドアサイズで見る取付不可の例

ドアクローザーの適用ドアサイズと
リョービ取替用ドアクローザーの適応サイズ表

※「リョービ取替用ドアクローザー」S202PとS203Pは、サイズ2または3に該当します。

サイズドアサイズ(mm)ドア重量(kg)取替用機種
1800 x 180015~30
2900 x 210025~45S202P
3900 x 210040~65S203P
41050 x 240060~85
51200 x 240080~120
61500 x 2700100~140
サイズが違うとどうなる?
サイズ2のドアクローザーをサイズ1のドアに使用すると、トルクが強くドアを開ける時にかなり重く感じます。
サイズ2のドアクローザーをサイズ3のドアで使用すると、トルクが弱くドアが閉まらない可能性が高いです。

このように、機種交換をする際は、サイズが合致するドアクローザーを選ぶ必要があります。
したがって、「リョービ取替用ドアクローザー」を取り付けるには、もとのサイズが2か3でなければなりません。

サイズ不適格機種の一例

ここまでの機種は、ほんの一例です。
様々な条件で取り付け不適格の機種がありますので注意が必要です。

リョービ取替(交換)用ドアクローザーの問題点

万能型ですのでリフォーム業者などには大変に使い勝手の良いドアクローザーですが、
一度きりの交換の方には下記の問題点があります。

リョービのHPの「ブラケットの形状とネジ穴対応範囲」がわかりづらい
対応不適格の機種がわからず、また対応範囲内でも取り付け不適格の場合もあり不安。
取り付けが難しい
A3の両面の取説をすべて理解するのは難しく、何かは見落とす。
その見落としから不具合が生まれるパターンが多い。
ネジ止めが多すぎる
1箇所のネジ止め忘れから故障につながります。
S202PとS203Pの適応ドアの判断ができない
戸建て住宅のアルミドアがすべてS202Pで適合するわけでなく、
マンションのスチールドアがS203Pではなく、大半はS202Pで適合しますが、その事実がわかりづらい。

ドアの障害物又は段差等、ネジの締め忘れにより本体が盛り上がり

ブラケットの取り付け不良

ブラケットが本体より離れすぎでアーム、リンクが連結できない

  • 交換前

  • ブラケットの位置

  • アームとリンクが連結できない

ドアクローザーの交換において、一番重要なのは「簡単に正確に交換が出来ること」です。
リョービ取替用ドアクローザーにおいても、上記の実例通りに取り付けができるかどうかの判断は難しいです。

お問い合わせ」フォームから画像を添付頂ければ取り付けの可否を判断いたします。
また、弊社においても下記のフォームからリョービ取替用ドアクローザーを販売いたします。

S202P / S203P

本体 S202P (45キロ対応)
S203P (65キロ対応)
L型プレート 有(+550円) / 無
価格 S202P:9,350円(税込)
S203P:11,000円(税込)
シルバー・ブロンズ・ホワイト(+550円)・ブラック(+550円)

このドアクローザーを購入する全国送料無料(離島を除く)

<弊社からの購入メリット>

  1. ご注文フォームから画像を添付頂ければ取り付けの可否を判断し、取り付け不可の時はお客様にご連絡いたします。
  2. 取り付け作業中にわからないことは、すべてお答えいたします。
  3. 取り付け完了まで保証いたします。
  4. 取り付け後、画像を送信頂ければ、画像で判断できる限り取り付けの完成度をチェックいたします。